Model of Drawings of QUSAYR AL-JAWASREH

overall view/建築は石造壁、屋根は鉄筋コンクリート(外断熱)の混構造。二つのドームと湾曲壁は土嚢造である。建物左手(北側)の窪んだ土地は土嚢に詰める土を掘り返した結果生じる「窪んだ大地」である。この窪みを活かし庭園をつくる。
overall view from the south/南面ガラス大開口はパッシブソーラーシステムの導入によるもの。
view from the south
view from the west/コンクリート屋根は全体としてL型を描きながら連続的につながる。クロス部には変則的クロスヴォールトが見られる。石造では無理であった新しい屋根造形が可能となる。
view from the north west/西北ー東南ラインが建築の対称軸をなす。中央土嚢ドームは応接室。イスラム圏では重要な室機能である。L型のウィングをつなぐ位置をしめる。
view from the south east/南面は大きなガラス面が特徴的な現代的外観。東面は連続ヴォールトが印象的な伝統石造様式。南面と東面は西北ー東南の対称軸をはさんできわめて対照的な表情を見せる。
建築内部は平行する二面の石造外壁を、それと直交するアーチ壁が支える。その上部はヴォイドで一続きの空間をなす。